SJS-H (Silence Joint Slice) 工法
低騒音伸縮継手撤去工法(SJS-H工法)
現在、橋梁伸縮継手の撤去の大半では、コンクリートブレーカが使用されています。これに対して、残存床版へのダメージを極限まで抑えるために誕生したSJS-H工法は、ワイヤーソーを用いて低騒音かつ低振動を実現し、これに伴い夜間施工を可能にした画期的な工夫です。
私たちは、同工法にさらに改良を重ねることで、乾式ワイヤーでの施工を実現しました。切断時に発生する汚泥水ゼロの実現により、養生の負担が格段に減少するとともに、湿式ワイヤーを凌駕する切断スピードで、施工時間の大幅短縮も実現しています。
こうしたことから、作業騒音でお困りのお客様や、コンクリートブレーカによる既設床版のマイクロクラックにお悩みのお客様に、非常に高い評価を頂いています。
◆工法概要
専用のカッターブレードで作成したスリット部にワイヤーを落とし込み、伸縮継手を切断する工法で既設床版コンクリートに影響を与えることなく、伸縮継手のみを綺麗に取り除くことが可能となります。切断に伴い発生する汚泥および粉塵を最小限に抑え、低振動・低騒音(騒音は最大で70dB台)で、昼夜間時間帯を問わず施工を可能にした環境にやさしい画期的な新技術です。施工時間は簡易鋼製伸縮継手で7時間以内、鋼製フィンガージョイントで8時間程度と短時間施工が可能です。実績は過去14年間で5600m以上にのぼります。
SJS-H工法の詳細についてはコチラ(外部サイトへ移動します)