プロダクト&メンテナンス
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JSTグループは、1922年(大正11年)、溶融亜鉛めっき槽を備えた日本初の鉄塔メーカーとして創業し、送電鉄塔の製作を開始しました。以来、経済発展に伴う電力需要の増加に対応し、全国の送電網の構築に大きく貢献してきました。この過程では、鉄塔の大型化のニーズに応えて、今や大型鉄塔の代名詞となった中空鋼管鉄塔を開発し、多くの電力会社様に採用頂き、事業が拡大しました。また、海峡越え超大型鉄塔の大半の設計、製作も手掛けてきました。
この間、送電鉄塔以外の金属製品、溶融亜鉛めっき製品、ボルト・ナット製品の製作にも幅広く取り組んできました。特に、鋼管鉄塔で培った溶接技術を活かし、1963年(昭和38年)に橋梁事業に進出。以来、日本を代表する長大橋プロジェクトに多数携わってきました。
近年は、携帯電話の普及拡大を受けて通信鉄塔の製作を多数手掛けてきたほか、東京スカイツリー®や、阪神・淡路大震災復興記念の鉄人28号モニュメントの製作等、著名な大型プロジェクトにも参画してきました。
今日、高度成長期に作られた社会インフラの高経年化対策が社会的課題となっています。こうした中でJSTグループは、溶融亜鉛めっきにより防食性を高めためっき橋梁を国内で初めて納入する等、かねてより鋼構造物の長寿命化に着目し、技術を磨いてきました。今では、独自の長寿命化システムの開発に成功し、既存鋼構造物の点検、補修、補強のご提案を積極的に行っています。
一方で、鋼構造物以外の新規事業にも果敢に挑戦し、超高層オフィスビルや大型ショッピングセンターの開発を始めとした、地域に密着した不動産の開発や、クリーンエネルギーを生む大規模メガソーラーの運営を行っています。
もうすぐ100年、そしてこれからの100年へ。JSTグループは、2022年に創業100周年を迎えます。創業時のモットーである「技術と信頼」を再確認するとともに、引き続き、いつの時代にも皆さまにとって欠かせない企業集団を目指してまいります。
代表取締役社長 有田陽一