溶融亜鉛めっき加工のみの委託も喜んでお引き受けしますので、是非当社にご相談ください。
当社のめっき設備について
認証取得工場 | 日本鉄塔大森工場 |
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認証番号 | JQ0308147 |
日本工業規格番号 | JIS H 8641 |
認証の区分 | 溶融亜鉛めっき |
準拠規格
・JIS規格(JIS H0401、JIS H8641)
・ASTM規格(A90、A123、A153、A239)
・建設工事標準仕様(JASS 6)等の各業界標準仕様
L×W×D : 2m×0.6m×0.6m
■所有設備
製品の溶融亜鉛めっき浸漬装置への搬送と、遠心分離機への投入を行います。
溶融亜鉛めっき槽に浸漬し、かき分け装置で亜鉛表面をかき分け、引き上げた後、製品搬送ロボットに渡します。
溶融亜鉛めっき後、亜鉛のたれ切りを行います。
遠心分離機から取り出した後、水洗槽で冷却します。
溶融亜鉛めっきの注意事項
溶融亜鉛めっきは部材のすべての面に均一な亜鉛皮膜を作ることが特長ですが、構造によっては亜鉛やガスのたまりができますので設計時より湯抜き孔、ガス抜き孔を考慮してください。
湯抜き孔、ガス抜き孔についてまとめておりますので、必要な場合はお問い合わせください。
溶接スラグは酸洗では除去することができません。塗料も物によっては簡単に取り除けないものがあります。これらの部材をそのままめっきしますと不めっきになりサビが発生しますので溶接部材、塗料付着部材の後処理をしっかり行ってください。
特殊材質の鋼材をめっきする場合は連絡してください。 めっきできないもの、段取りによりきれいに仕上がるもの等があります。 また、亜鉛の付着について、基本的にJIS-H8641 HDZ55で行っておりますが鋼材の仕様により変わりますので事前にご相談ください。
委託めっきに関するお問い合わせ
株式会社日本鉄塔大森工場 製造部 菅谷
TEL.03-3741-9271
FAX.03-3745-3180
MAIL ADDRESS. omc-info@JSTeam.jp
》溶融亜鉛めっきの工程はこちら
溶融亜鉛めっきは、鋼材の防錆処理の一種です。溶融亜鉛めっき槽に鋼材を浸漬し、鋼材表面に亜鉛の合金層を形成することで、錆の発生を抑え、腐食を抑制します。具体的には、ここで紹介するように、主に「保護皮膜作用」と「犠牲防食作用」の2つの優れた防食作用を有しています。
鋼材表面に溶融亜鉛めっき加工を施すことで、亜鉛が空気中の酸素と反応して酸化皮膜を形成します。この酸化皮膜は非常に緻密なため、空気や水を通しにくくいことから、耐食性能の向上に大きく寄与します。
溶融亜鉛めっき加工を施した鋼材表面は、万が一、鉄素地に至るキズがついてしまった場合でも、周囲の亜鉛がイオン化することで、鉄素地表面に酸化皮膜を形成します。この酸化皮膜が電気化学的に鉄を保護するため、鋼材の腐食を効果的に抑制します。
耐用年数=亜鉛付着量(g/㎡)÷ 腐食速度(g/㎡年)× 0.9
※日本溶融亜鉛鍍金協会より 。
1.優れた耐食性
ボルト表面に形成された溶融亜鉛めっき皮膜は、緻密な酸化皮膜による保護皮膜作用と、電気化学的反応による犠牲防食作用があわさって、ボルトを長期にわたり腐食から守ります。
2.優れた経済性
非常に特殊な環境を除き、大気中や海水中、土壌中であっても、保守工事を行うことなく優れた防食効果を長期間発揮するため、他の防食法と比べてとても経済的です。
3.優れた密着性
ボルト表面に形成された溶融亜鉛めっき皮膜は、鉄素地と亜鉛の合金反応により鋼材表面に強固に密着しているため、衝撃や摩擦で剥離することが殆どありません。
4.優れた均一性
溶融亜鉛めっき槽に鋼材を浸漬して加工を施すため、複雑な構造物の内面や手の届かない箇所にも、充分な厚さの溶融亜鉛めっき皮膜を形成することが可能です。