自分の技能を活かし他の人とは違った特殊なことがしたいと漠然と考えていました。こうした中で、就職活動の際に、「日本鉄塔」の名前が目に留まり、鉄塔という送電や通信のインフラを支える構造物に興味を持ち、エンジニアとして関わりたいと強く思い入社を考えました。

送電用鉄塔の設計を行っています。鉄塔設計では、想定される荷重に対し、使用可能な部材を組み合わせて構造を仮定し、発生する応力を計算して安全な部材や継手を決定します。あわせて、鋼材の価格や入手性、納期、また工場での効率的な製作工程など様々な面も考慮する必要があるため、日々勉強しています。他にも、送電用鉄塔の立体骨組モデルと電線をつなげた連成系モデルを作成し、地震応答解析の補助を行っています。

どの業務でもやり終えたときには達成感を感じますが、特に複雑な内容の業務を皆と一丸となってやり遂げたときは大きな達成感を感じます。鉄塔設計はインフラ整備という社会に貢献できる大変やりがいのある仕事です。

まずは、今の業務を確実にこなし鉄塔の設計、構造等の理解を深めたうえで、そこから徐々に自分にできる業務の範囲を着実に広げたいです。将来は新設する鉄塔や既設の部材取替等の設計、また耐震評価等の解析や新規構造の強度試験等、幅広く活躍できるエンジニアになりたいと考えています。